指導・管理体制の整備が 離職率の低い 組織作りに繋がる
大阪
医療法人 錦秀会
本部経営監理局
人事
次長
柳田 誓子 様
導入企業

Q外国人人材が持つ独自の価値やスキルについて教えてください

まず、とにかく真面目で一生懸命っていうのが一番かなと思います。
やはり向上心がすごくあるので将来的に介護福祉士を目指す人材が多いと思いますし、日本語能力を高めるために自主的に勉強している子も非常に多いです。

Q外国人人材を採用する際の基準や要件(言語能力、資格保有、人柄、経歴)はどのように設定されていますか?

コミュニケーションができるということを重視しています。
資格に関しては一時期はN3以上(N3=日本語能力試験で「日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる」と規定されているレベル)を考えていましたが、 面接を通してN4以下(N4=日本語能力試験で「基本的な日本語を理解することができる」と規定されているレベル)の方であってもしっかりお話ができる方というのが非常に多い印象があったので、言語能力に関しては資格はもう問わなくなってきています。
経験も介護経験があればという部分もありますが、無資格未経験の方でも特に農業をされていた方は非常にコミュニケーションスキルが高い方が多いので、そういった方を中心に採用を考えてやっています。 そして、やはり「明るさ・笑顔」というところも重視しています。 介護職は一番身近で日常生活を支えていきますので、患者様に対してきっちり寄り添いコミュニケーションをとりながら笑顔で人の目を見て話をする という事ができる方を採用したいと思っています。

Q採用された外国人人材が円滑に病院で働くためのサポートや教育について

錦秀会全体となりますが、外国人の採用に関して前向きに取り組んでいるため「指導者」が非常にしっかり揃っています。
今回、特定技能の採用に当たっては寺前次長を中心として病棟でまずシュミレーション体験を行い、しっかりとそこができるようになってから現場におろしていく。
また、何かあった時は次長に相談をしていただいたり、病棟の周りのスタッフにも相談をしていただけるような環境を整えております。

生活面のサポートや社宅・住居については、現場や本部に通訳を置くということも行っており、常に何かあったらStepjobさんとも連携を取れるようにして、しっかりとサポートできる体制を整えております。 加えて介護福祉士の資格取得のサポート制度も準備を進めており、2023年7月から取り入れていく予定となっています。

Q外国人人材の雇用によって病院の多様性や国際性が向上すると考えていますか?


「組織が活性化する」というのが正にこういうことだと思いますが
現在、外国人従業員の方が法人全体で150人ぐらいになっています。

かなりの人数が入っていますが
それによって日本人の今いるスタッフも向上心を持つようになってくれました。

次第に「みんなで一緒に教育をしていこう!」というような風潮ができ
すごくいい感じでチームが出来上がってきてますし
そこの部分は本当に良い影響しかないのかなというように感じています。

Q外国人人材の採用や活用に関して、過去の成功事例や良い結果があったら教えてください

やはり、外国人の受け入れをずっとしてきてるという事もあり、指導・管理体制がしっかり整っているというところが一番成功してきているところだと感じます。
また、現場で何かあった時に本部も一緒に動き、その上でStepjobさんとも協力しながら3社がうまく連携を取れるという体制も成功事例だと思います。

ありがたいことに特定技能の方は先ほど申し上げたように150名ほどいるんですが、ほとんどの方がまだ在籍しております。
退職が少ないということが成功している結果として表れていると思います。