介護人材導入事例インタビュー  医療法⼈丹沢病院様

介護人材導入事例インタビュー  医療法⼈丹沢病院様

医療法⼈丹沢病院サイト

医療法人丹沢病院様は、神奈川県秦野市にある、精神科・心療内科・内科を専門とする病院です。

雄大な丹沢山嶺のふもと、春には素晴らしい桜並木が広がる水無川のほとりの自然に恵まれた落ち着きある環境で、「患者さまが心身ともに癒される医療を」の理念のもと、半世紀以上にわたり多くの患者さまの治療に携わられてきました。患者さま一人ひとりに合った治療、退院後の生活、社会復帰まで、各サービスの連携により、一貫したサポート体制をとられています。

同病院の関口院長と当社のHP等でもしばしば事例インタビューをご紹介させていただいている、同じ精神科で群馬県の西毛病院様とのご縁からお取引がスタートしました。

介護人材導入事例インタビュー 医療法人大和会西毛病院様

 

2021年11月にベトナム人の特定技能介護人材をご採用いただき、15カ月が経ちました。
この度、3か月に一度の定期面談を兼ねてインタビューをさせていただくことになりました。

実施日: 2023222日(水)
場 所  医療法人丹沢病院
参加者: 医療法人丹沢病院 剣持看護副部長、吉田看護師長代行、ハー、イエン
     ポールトゥウィン第四事業部Stepjobグループ 石原、ラン

 

―本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。2021年7月のお打合せのあと、病院の食堂をお借りして、群馬県の西毛病院様とオンラインでインタビューをさせていただきました。
いろいろな意味でご縁と思い出が深い場所です。

最初にご紹介したハーさんももう15か月経ちました、早いものですね。一緒に入職したチャンさん
(ハーさんの友人)は
家庭の事情で途中帰国となりましたが、代わりにご紹介したイエンさんも入職して5カ月が経過しました。二人の働きぶりはいかがでしょうか?

医療法人丹沢病院インタビュー1

剣持様:ものすごく頑張ってくれているし、患者さんに好かれていてとても評判が良いですよ。

―それは良かったです。二人とも日本語力は高めで、ハーさんはN1、イエンさんもN2。ハーさんは介護未経験ですが、夜勤もこなしていると聞いています。イエンさんは元介護技能実習生で実務経験が豊富。二人とも真面目な頑張り屋さんなので私も安心感があります。

剣持様:そうですね。ハーさんは12か月目から夜勤に入りました。イエンさんもそろそろ夜勤に入ります。二人ともとてもしっかりしていて頼りになります。

―ハーさん、介護の仕事はどうですか?もうかなり慣れたと思いますが、夜勤に入るまでは大変でしたか?

ハーさん:名前と顔を覚えるのが最初は大変でした。興奮する患者さんがいて自分で対応が難しい時は、日本人のスタッフや看護師さんに助けてもらっています。

―イエンさん、介護経験者ですが、精神科の仕事は初めてでしたね。仕事の方はどうですか?慣れましたか?

イエンさん:最初は少し驚いたこともありましたが、慣れました。

剣持様:二人が担当する病棟は7080代の認知症で要介護45の寝たきりの患者さんがほとんどで、一部統合失調症の患者さんもおられます。統合失調症の患者さんは自立の方と寝たきりの方がおられます。

―実は私の家族が昨年の夏に老人性のうつ病を突然発症しました。まさか自分の家族が?突然のことで驚きました。整形外科医の義兄にも相談をしつつ、私の方でも地元でいろいろと当たって良い精神科の病院に巡り合うことができ、1カ月半ほどで回復。いまは介護施設に入って元気で楽しそうな日々を送っています。入院するまでは我々家族も大変でした。精神科のスタッフの皆さんは大変だなぁと痛感した次第です。

剣持様:そうだったんですね。患者さんもご家族も本当に大変かと思います。

―なので、精神科の病院で頑張っている、ハーさん、イエンさんもすごいなと。

吉田様:二人は患者さんとのコミュニケーション力がありますね。患者さんのウケがとてもいいんですよ。日本人が対応するよりも、彼女たちの方が患者さんが笑顔になって喜ばれます。

―二人とも、残業も積極的にこなしているとか。

剣持様:自主的残業として希望者を募ってやってもらっています。とても助かっています。

―外国人の若いスタッフを入れると職場が活性化するという目に見える効果もありますが、実はシフトの面でも効果があります。日本人の特に年配のスタッフの方が、あまり残業はやりたくない、夜勤も減らしたい、できれば年末年始や土日は休みが取りたい、というときに、若い外国人が代わりに頑張ってくれます。これは西毛病院様でも思わぬ効果としてありました。親子ほどの年齢の違いがある中で、お互いの利害が一致するんですね。


―二人とも一時帰国はまだでしたね?ハーさんは4年以上、イエンさんも3年半帰ってない?

ハーさん、イエンさん:円安なのでいつ帰るかを考えています。頑張って働いて貯金をしています(笑)

―二人から介護福祉士の国家試験を目指したいと聞いていますが、イエンさんは介護の実務経験がすでに3年以上あるので、2024年の1月の国試を受験できます。最大で4回の受験チャンスがある。実務経験も日本語力も十分(N2)で真面目な性格なので合格の可能性は高いと思う。
ハーさんは1年遅れて2025年、受験チャンスは1回だけですが、ハーさんの日本語力(N1)なら早めに勉強スタートすれば合格できる。技能実習生(製造業)時代に秋田の田舎でやることないからと、15時間も日本語を勉強した努力家でしたね?
当社で国試対策もサポートします。ぜひ、二人で合格を目指してほしい。

剣持様、吉田様:ぜひ、合格目指して頑張って欲しいですね。

ハーさん:勉強するのは大変ですよー。

イエンさん:専門用語が難しいです。。

吉田様:二人とも言葉や用語をよく知っているので驚きます。

―イエンさんは、今年、実務者研修と並行して進める形にはなりますが、当社でしっかりと国試対策をするので安心してください。二人の日本語力があれば、あとは早めに勉強をスタートするだけです。

剣持様:実務者研修は日本人の先輩たちも研修を受けたところが近くにあるので大丈夫。

―二人とも仕事は順調のようで安心しましたが、二人の課題やさらに望むことはありますか?

剣持様:ハーさんはわからないときは分からないと言って欲しい。遠慮して我慢してしまうんですね。イエンさんは一生懸命で真面目な性格ですが、ちょっと慌てすぎなところがある。

吉田様:二人がいると周りにいい影響がありますね。成長してくれるとこちらもうれしい。いつもにこやかで元気に挨拶してくれると、職場に活気も出ます。

―ハーさん、イエンさん、それぞれ、もっと自分を向上させたいという点はありますか?

ハーさん、イエンさんが口を揃えて:日本語力、コミュニケーション力です。

―二人とも日本語力は十分に高いのでどうして?

ハーさん:まだまだスムーズにできない。詰まってしまって言葉が思うように出ないことがある。

イエンさん:日本人と同じようにコミュニケーションしたい。

―介護の仕事でのコミュニケーションで大事なのは、ただ単に日本語が上手に話せるということだけでなく、患者さんの言いたいことが理解でき、日本人スタッフとも正確にやり取りしながら実行していくことですね。いくらスラスラ、早口で日本語を話せても、相手に伝わらないのでは意味がない。日本人でも同じくですが。

剣持様:ほんとに頑張り屋さんたちで、素晴らしいです。

<このあと、当社のランとハーさん、イエンさんがベトナム語でしばらくやり取り。プライベートなことを語っていたようです。結婚はまだまだ先、まだまだ頑張って働きたいとか(笑)>

―本日はお忙しい中、ありがとうございました。もともと仕事に対する意識も日本語レベルも高い二人でしたが、職場で愛され、仕事だけでなく、自身に対しても向上心を持って頑張ってくれています。
サポートする当社(登録支援機関)としても嬉しいばかりです。

医療法⼈丹沢病院インタビュー2

 

当社は322日~24日、東京ビッグサイトで開催予定の介護の展示会CARETEX23」に出展いたします。

23日13:20~の当社セミナーでは、昨年に引き続き、西毛病院の大石事務次長様から導入事例のご紹介をいただく予定です。
(要事前予約)事前予約はこちら。
※ブースへの来場予約後、引き続きセミナー予約をお願いします。

また、23日には丹沢病院のハーさん、イエンさんが仕事休みを利用して見学に来てくれる予定です。
ご来場のお客様とも二人がお話ができる機会も設けさせていただく予定です。

ぜひ、お誘い合わせの上、ご来場ください。
よろしくお願いいたします。

CareTEX東京’23の招待状ご希望の方はこちら。